足摺病院が大切にしていること

足摺病院が大切にしていること

地域に根ざし、
心ある医療を続けるために

足摺病院は、1970年の開院以来、患者さんと顔の見える関係を大切にしながら、 土佐清水の地域医療を支えてきました。
外来診療だけでなく、入院療養、リハビリ、在宅医療、介護との連携まで
一人ひとりの暮らしに目を向けてここまで歩んでまいりました。
これからも、足摺病院は安心して相談できる身近な存在であり続けることを目指しています。

理念 心ある医療で地域社会に貢献を
地域の役割 外来・入院・在宅・介護をつなぐ慢性期医療
大切にしている姿勢 患者さんと同じ目線で向き合うこと

FEATURES

足摺病院の特徴

今の症状だけを見るのではなく、その方の生活やこれからの毎日も見据えながら支えること。 足摺病院では、診察、入院、予防、在宅医療、地域連携までを一つの流れとして考えています。

プライマリケア

患者さんが自分の病気に気づいてから、どのような診断を受け、どのような治療やリハビリの過程をたどるのかは、 その後の療養生活に大きく関わります。足摺病院では、患者さん自身にも診療の一員として関わっていただくことを大切にし、 医療者と患者さんができるだけ同じ目線で話し合える関係づくりを目指しています。

治療方針を決める場面でも、納得して選択していただけるよう、症状や見通しをできるだけ分かりやすく説明し、 根拠に基づいた助言を行います。こうした考え方は、外来・入院を問わず、院内の診療全体に生かされています。

自己研鑽と信頼の医療

医療は日々進歩し、機器や治療方法も変わり続けています。だからこそ、設備が整っているだけではなく、 それを扱う職員一人ひとりが学び続けることが欠かせません。

足摺病院では、現状に満足することなく、知識と技術の習得に努め、 どの患者さんにも公平に向き合える医療を目指しています。日々の研修や委員会活動を通して、 安全性と専門性の両面から、信頼される医療につなげています。

健康教室で地域の方へ情報提供を行う予防医学の取り組み

予防医学

生活習慣病は、軽度なものから重い病気につながるものまで幅広く、 長年の食生活や運動不足、飲酒、喫煙などの積み重ねが影響します。 いったん病気になると、治療は長く続き、時間や費用の面でも生活に大きな負担がかかることがあります。

土佐清水市は、豊かな自然や魚介に恵まれた地域である一方で、 アルコール依存症や高血圧などの健康課題も見られます。 足摺病院では、健康教室などを通じて、手遅れになる前に生活習慣を見直すきっかけを届け、 地域の皆さまの予防意識を高める取り組みを続けています。

健康診断および特定健診

日々をいきいきと過ごすためには、自分の健康状態を客観的に知ることが大切です。 足摺病院では、労働安全衛生法に基づく企業健診や船員保険など各種の健康診査を行っています。 企業健診は1名から通年で受け付けており、特定健診にも対応しています。

また、日帰り人間ドックにも対応しており、地域の皆さまが病気の早期発見・早期対応につなげられるよう支えています。

在宅医療推進とサービスの調整

病気や介護が必要になっても、できるだけ住み慣れた家や地域で暮らしたい。 その思いに応えるため、足摺病院では医療機関と介護サービス事業所の垣根を越えた連携を大切にしています。

往診、在宅患者訪問診療、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導など、 在宅生活を支える体制を整えながら、事業者同士の連絡調整を行い、 その方に合った在宅生活の形を一緒に考えています。

地域連携と認知症への支援

高齢化が進む地域において、認知症への対応はとても重要です。 足摺病院では、日々の診察の中で患者さんのちょっとした変化に気づけるよう努め、 早期発見・早期治療につなげています。

必要な場合には外部の専門医へ相談しながら、 認知症になっても住み慣れた地域で暮らし続けられるよう支援しています。 地域包括支援センターをはじめ、地域のさまざまなサービスと協働しながら支えていく姿勢も、 足摺病院が大切にしていることの一つです。

多職種で支える、安心と安全の体制

足摺病院では、医師・看護師・リハビリ職・管理栄養士・臨床検査技師・事務職などが連携し、 委員会活動を通じて日々の医療を見直しています。安全管理、感染対策、災害対策、栄養管理など、 それぞれの視点からより良い医療環境づくりに取り組んでいます。

院内感染対策委員会の取り組みの様子

院内感染対策委員会

毎月の委員会で地域の感染動向や抗菌薬の使用状況を共有し、 エビデンスに基づいた感染対策を進めています。年1回は院内ラウンドも行い、 不備があれば速やかな改善につなげています。

災害対策委員会による避難訓練の様子

災害対策委員会

南海トラフ地震や津波、火災、風水害などを想定し、毎月の委員会で連絡網やマニュアル、 研修・訓練計画、備蓄管理などを行っています。地域の防災訓練にも参加し、 院内外の備えにつなげています。

栄養サポート委員会で食事内容を検討している様子

栄養サポート委員会

長期療養の患者さんにとって、食事は治療と生活の両面で大切なものです。 医師・管理栄養士・看護師などが協働し、食事形態や栄養量を検討しながら、 適切な栄養管理と職員の知識向上に取り組んでいます。

医療ガス委員会による設備確認の様子

医療ガス委員会

医療用酸素をはじめとする医療ガス設備は、患者さんの生命維持を支える重要な設備です。 外部業者とも連携しながら、在宅酸素を含めた院内外の設備の安全管理、 保守点検、院内研修などを行っています。

安全管理委員会

毎月、多職種でヒヤリハットやインシデント、事故報告をもとに話し合い、 事故防止と安全管理の改善につなげています。患者さんの安全はもちろん、 職員の労働災害防止や働きやすい環境づくりも大切にしています。

臨床検査適正化委員会

院内で行う検査全般について、精度管理調査の結果や試薬・機器の更新内容を踏まえながら、 適正に実施されているかを多職種で確認しています。

褥瘡対策委員会

褥瘡の予防から評価、治療、再発防止までを多職種で共有し、 体位交換、マットレス導入、機能訓練、感染予防などを組み合わせながら、 患者さんの生活の質を守る取り組みを行っています。

個人情報保護推進委員会

医療機関として守るべき個人情報について、実際の事例をもとに学びながら、 適切な取り扱いの理解を深めています。院内での周知や意識向上にもつなげています。

院内研修委員会

全職員を対象に、安全対策や感染対策などの必須研修に加え、 実務に役立つさまざまなテーマの研修を企画・運営しています。 学びを日々の医療に生かすための土台づくりを担っています。

COMMUNITY

地域とともに歩む病院であるために

足摺病院は、病院の中だけで完結する医療ではなく、 地域社会の中で役割を果たす医療を大切にしています。 超高齢化が進む土佐清水市において、外来・入院・在宅・介護をつなぐ存在として、 これからも地域の皆さまの暮らしを支えていきます。

病院職員による清掃活動と地域の駅伝大会参加の様子

ボランティアと地域行事への参加

院内の有志が集まり、地域での清掃活動や交通安全に関する街頭活動など、 さまざまなボランティアに取り組んでいます。 また、あしずりまつりの花火大会に合わせた鑑賞会や、 あしずり駅伝大会などの地域行事にも職員が参加し、 地域社会の取り組みに協賛しています。

こうした活動は、病院と地域の距離を近づけるだけでなく、 職員自身が地域を知り、地域の一員として関わり続けるための大切な機会にもなっています。

組織として、継続して改善できる病院へ

足摺病院では、医療安全に関わる体制や法人全体の組織体制を整え、 委員会活動や研修を通じて、日々の医療を見直し続けています。 患者さんやご家族に安心していただける医療は、一人の力ではなく、 組織全体で支えるものだと考えています。